西川は純はこんな人

 上越教育大学のコースの同僚は私にとって誇りです。ゼミ決めの際、私の所に面談に来た学生さんの一人が「この大学院は、いい物件がありすぎ」と言いました。あははははは。さもありなんです。その優れた同僚と比べて、私の特徴は何かを考えます。

 第一に、私は教師向きでない人です。そもそも、人と話すのは嫌いで、友達が出来ません。私の一斉指導、『学び合い』のテクニックは、教師向きでないから生まれたものです。声の出し方、表情のつくりかた等、意識的にトレーニングして獲得したものです。だから、一つ一つのテクニックは言語化して説明することが出来ます。才能のある人の「才能」を伝えられないのと違いです。凡人が出来るテクニックを極めています。

 

 第二は、無意味に暑苦しいことです。今でも、自分の至らなさのために、奈落に突き落とした子どもの顔を忘れることが出来ません。夢の中で、その子たちを抱っこして「よしよし」して、もうしわけなくてボロボロと泣きながら起きることは度々あります。という、私が「うざい」と思う人がいる一方、それがいいと思う人がいます。

 

 第三は、見た目と実体とのギャップが大きいことです。講義や講演の際には、バリバリのオーラを発し、圧倒します。あれは営業用の役を演じているのです。ゼミ生に対して全く別の面を出して接しています。ゼミ生は「西川先生は頭のよい中学生のようだ」と言います。常にニコニコして、中学生並みの冗談・悪戯を連発します。そして、極々希に、先輩となり、教師となり、上司となります。ゼミは公開しています。私とゼミ生とのゼミは、仲良くじゃれ合っているとしか見えないと思います。(ユーチューブで「西川研究室」を検索すれば動画が公開されています。案外、人気でリピーターは少なくないです。)